さらに、いろいろ実験・・・
前回の円盤パターンのFG波形が安定しないので、違うアプローチでやってみます。
OHPシートにこんなストライプ模様を印刷しました。
EXCELで列幅を1.5mmに合わせて、ずらーっとコピペ、SX-8000のターンテーブル(TT)の直径が320mmなので、A4シートで 3行+α 必要です。メンディングテープでズレないように繋げて、最後の貼り合わせ部分のずれは後で考えるとして・・・。
反射型のフォトセンサ(RPR-220)で検出を試みます。
これも、結局円盤状のストロボパターンと一緒で、FGの波形がぶるぶる震えて安定しません。
SP-10MK1のTT裏のストロボパターンはええ加減のようですが、こうしてみると侮れません。FG波形は結構安定していてぶるぶるしません。
ストロボパターンのOHPシートへの印刷は、レーザーやインクジェットプリンターを駆使して倍率やら設定をあれこれいじっても(ソフトはWin7標準のペイントやら、フリーのJTrimを仕様)、パターンがきちっとしてなくて、当方の腕ではどうにもならんと見限りました。
33、45rpmの回転を得るストロボパターンは、SX-800のTTに直接貼り付けた方が理屈に合うと考えて拡大印刷していましたが(ネットで手に入るものや、市販のストロボは大体小さい)、精度が劣るようで、むしろSP-10MK1に乗せる様に縮小印刷の方がいいかと思います。
でも、もう印刷の試行錯誤は疲れました・・・
要は、しましま模様が正確なものを探せばいい、との思いで、ネットを徘徊して、数日間・・・
で、ロータリーエンコーダーに注目、しかし穴あき加工された金属円盤の直径がせいぜい5cm程度で小さすぎるんじゃあ?(でも、パルス数500とかありますね)。精度はどうなんだろう?
次に、歯車に注目。歯車だったら、ずいぶんと加工精度が期待できるのではないかい?
小原歯車工業と云う会社の、SSAY1-100が目にとまりました。早速、ミスミで注文(送料がいらないので、重宝させてもらってます)。6mm厚で直径10cm、歯数100、値段もいい具合です。
FGの検出は透過型フォトセンサ、Panasonic CNZ1023の、LEDとフォトトランジスタの間でぶった切って、間隔を8mmに広げて再接着しました。
歯車は、中心に10mmの穴が開いてるので、TTのスピンドル径7.2mmとうまく整合するには何かいい方法を考えなければなりません。最初、適当にTTの上に置いて回してみたら、どう調整してもきれいに真円状に回転せず、結果、波形が安定せず、ダメかと思いました。
直径10mm、内径7mmのステンレス製スペーサーを入手、中心穴を7.2mmのドリルで拡張しようと試みましたが、これは完全に失敗、歯が立ちません。
外径10mmのジュラコンスペーサーなんか売ってるだろうか、としばしネット徘徊・・・、と、ダメ元で、Oリング(P7という規格で、外径10、内径6.8、線径1.9)を挟んでみましたら・・・
上はフォトセンサの出力(電源は+/-5V)を、LM311に通したものですが、ばっちりです。まったく波形は安定しています。左右にぶるぶる振動していません。これなら、実用になると確信しました。
SP-10のサブTT(30cmのTTの下の直径13cmぐらいのTT)の上に置いてやってみようと思います。
本来は、ギアトゥースセンサで検出するのが王道のようです。
MELEXIS MLX90217LUA-CAA-000-BUというICセンサがDigi-keyにあるので、マルツに取り寄せてもらってます。
で、糸ドライブですが、結び目が自信がありません。ヤフオクでマイクロSF-1L(周長1265mm)が売ってました。ちょうどいいかと思いますが、ちと、高い!