最近、FIDELIXのホームページを見ておりますと、
ピュアストレートアームの有用性が強調されています。
なにやらとても具合が良さそうな予感が致します。
たぶん、巷では大変評判になっていると思うのですが。
Fidelixは、アナログ再生にも力を入れておられる様子、
代表の中川さんは斬新なアイデアで次々と新製品を開発されていて、眼が離せません。
0 SideForceというトーンアームが発表されていますが、
ちょっと手が出ませんので、自作派としてはなんとか実験したいと・・・
手持ちのオーディオクラフトのトーンアームアームがなにやら細工できそうなので、
ストレートタイプのアームワンドの取り付け穴の2本の長孔をちょこっと削って・・・
それでも、2mmぐらいアームパイプの中心線から右(画像では、左)にズレています。
カートリッジの中心線をアームの支点に正しく向けるためには、アームの有効長283mmに対し、
0.4度ぐらい内側に向ける必要がありますが、カートリッジ(DL-103)の縦2cmの0.1mm内振り、
ならばと無視しました。
ピュアストレートアームは基本アンダーハングとなります。
計算方法は、FIDELIXの記事にあります通り、レコード中心から90mmの位置で
トラッキングエラー0度となるように、アーム支点より針先までの283mmに対し、
アンダーハング14mmとしました。
アーム取り付け穴の位置は、27mm後方になりますので、既存のアームボードでは
間に合わず、作り直しです。
ところで、
ヤフーオークションで、DP-80のジャンク(2万円からの入札)を衝動的にポチしてみたら、
少し上乗せ価格で入手できてしまいました。(そんなにターンテーブル持ってて、どーするんだ・・・)
ジャンクとのことでしたが丁寧な梱包で、電源入れたらちゃんと回転し、速度もロックします。
分解するのがもったいないですが、当初の目的どおりモーターとヘッドを取り出します。
で、DP-5000のケースを自作するつもりで、カバ桜集成材を取り寄せておりましたが、
急遽DP-80用のケースに変更です。
まずは、DP-80のTT制御アンプを作らなくちゃあ。
3相交流発振器は、めどが立っております。
続きます。
2018年12月8日土曜日
2018年10月31日水曜日
2018年10月30日火曜日
DP-5000 ターンテーブル制御アンプ改変
つまり、また壊した・・・ ということです。
大阪ケーブル製のキャビネットも悪くはないのですが、DP-5000の木製キャビネットを自作で誂えようとと思い立ちました。
で、もう1台確保してあった、DP-5000で仮組をしました。
肝は磁気ヘッドの取り付けです。
垂直近接方式?というべきか・・・
土台は、ネットで探し当てた桐製のまな板(300x450x24mm;888円なり)です。
柔らかくて加工が大変楽です。Audio craft のロングアーム取り付けの位置を確認する穴を空けています。
うまくいきそうな予感・・・
ちなみに、こういうのもあります。
随分前に、SP-10用の試作で作った、桐製のまな板3枚重ねのケースです。さまになっているでしょ?
SMEのアーム用に穴を空けてます。赤外線タイプですが、ちゃんと回ってます。コンパクトなので、お出かけ用です。
私は、石橋を叩いて渡る(渡らない)タイプの人間ですので、最初から高価な桜集成材を注文したりはしません。慎重に位置合わせのためのを試作をくり返します。だから、大きな失敗はしません(はず)。
しかーし!!
うまくいきません。
ターンテーブル(TT) を静止させていても、制御アンプの FG Check Point (LM555の3pin)にポツポツパルスが見えます。手動で回転させると、TH、TLの方形波の基線がふらふら上下に揺れます。実際にモータードライブアンプ(MD)を繋いで始動させてみても、安定せず、止まったり高速回転します。DENON純正のスイングアーム方式では、うまく制御できるのは確認しています。スイングアーム恐るべし!か・・・ 何が悪いんだろう、直角に当たっていないんだろうか?アースの問題だろうか・・・
今までの経験をすっかり忘れて(のぼせ上がって)、あーでもない、こーでもない、とだらだらやっていたら・・・。あーあ、MDと+150VRegulatorをまたしても昇天させてしまいましたよ。
もう、壊れる場所はわかっています。
MDの上側SCT2450と、+側Regulatorのほとんどの素子の交換が必要です。
何回とばしただろうか・・・(がっくし)。
この際、金田先生のDP-5000純正に作り直す、いい機会と考え直して、TT制御アンプ全解体を決意しました。
純正といっても、リバースドライブは私は使いませんし、回転制御のロジックはBASCOM(ATmega168A)が使い勝手がいいので、そのままにします。正弦・余弦発振器も現状の回路でうまくいってるので、このままいきます。
電源電圧を+/-70Vにすれば、発熱もさがって、MDの昇天も防げるかと一石二鳥です。
私はトランスレスはやりません。RSコンポーネンツの、2x40Vac 300VAを購入しました。
でかすぎるかも・・・ でも、RSではこれ一択(しかも安い)ですし、なんとかケースに入った・・・
倍電圧整流で、+/-40VのAC電圧は+/-100V確保でき、Regulatorで+/-72Vになりました。
+/-5V Regulator用のトランスも、RSで購入しました(2x9Vac)。
さて、随分時間がかかりましたが、結果的にうまくいきました。
発熱も、以前より大分軽減しています。
実はここからが本文です。金田式DP-5000制御アンプをこれから作ろうとする方(たぶん、いないと思うが)のための私からの拙いアドバイス(このBlogを覗いている人もいないと思うが)を書きたいと思います(少しでも人の役に立つBlogじゃないと、意味ない・・・でしょ?)。
1.発熱対策
このアンプの発熱は半端ないです。「ほんのり暖かい」ではないです。当方はAC FANで空冷
していますが、やはりFANノイズがうるさいです。A級パワーアンプ並みの放熱器をお勧め
します。レコードを聴きながら、時々放熱器を触る癖がつくのは御免こうむりたいでしょ?
2.壊れるのは調整時が多い、と心得るべし。
ターンテーブルがビュンビュン回るのを「おお、回っとる、回っとる、イーヒッヒ」とうれしそうに
眺めていると、MD終段とReglatorが飛びます。また、MDがつながっているのに、TTが回転
しないのを放っておくとやはり飛びます(どちらも、磁気ヘッドからのフィードバックがないので、
MDが最大振幅で出力しているためと思います)。
3.電源部Sic Diodeの前には必ずシリーズ抵抗を入れること。
バーン、と吹き飛びましたよ。でも、私は何度も経験しておりますので、いっこうに平気です
(でも、最初の電源投入時は、ヘッドフォンかぶって、花火に点火するときみたいな姿勢です
が ^^;)。
調整時は、スライダックでじわじわ電圧を上げる癖がついているので、何事もないですが、
「できた!」と思って、いざ直に100Vかけると、バーン。指定のDiはSCS220AG(20A)ですが、
私のは血迷ったか、CREE C3D02060(2A)がついてました!。ヒューズはまったく頼りになり
ません。0.68Ωでいいみたいですので、必ず入れましょう。
4.位相制御量調整用のボリューム(VR;2kΩ)は7回転でない方がいいと思う。
耳で聞いて、最適ポジションなんて、私にはりわかりません。普通の4/5回転?ぐらいの半固定
VRが感覚的にもいいと思う。ストロボスコープをじっと睨んで調整するより、2現象オシロで確認
した方が、速度調整も位相調整にもわかりやすいと思う。
位相制御を掛けると、MD出力の波形がぐにゃぐにゃ曲がります。
これでいいのか!?
さて、3.の対策ですが、
金田先生の記述に、MDの正常回転のドライブ電圧は、8Vp、強制加速時には+/-60Vpとあります。
当方のは、うまく制御できているときは、起動時には大振幅(オシロでは一瞬;1秒以下みたい;なので何Vか判読できず)ですが、正弦波(他MDは余弦波)はクリップしておらず、きれいな波形です。33 or 44rpmで安定しているときは、オシロのx5レンジで3.0-3.2Vp-pですので納得です。
つまり、この状態であれば、TT制御アンプは成功といえるのではないか、と思います。
そこで、当方の考えた調整方法です。
肝は、Gain Control Amp(LM13600N)の1、16pinに繋がる抵抗と考えます。MJ2018の4、5月号の記事のとおりに作る方(33kΩ?)には、関係ないかと思いますが、当方の2台のMDには個別のLM13600Nがあてがわれていますので、ここは検討しなければなりません。
私は、LF356の出力(6pin;つまりY)とLM13600Nの1、16pinの間に50kΩのVRを挟みます。さらにMDの振幅を制限する目的でMDの入力に50kΩのVR(音量VRのように)を入れます。LM13600Nの出力(5、12pin)はオシロスコープで波形が観察できるように、またMDの出力波形も見れるように準備しておきます。
MDの入力を最小に絞って(MDの出力は0)、LF356からの抵抗値をそろりそろりと減らしていくと、
LM13600Nの出力(5、12pin)に波形が現れます。次に、MDの入力VRをあげていくと、TTが回り始め、この二つのVRを交互に動かして、定常回転まで到達したときに、MDの出力が16Vp-pとなるようにすれば安全に調整できます。Stopを押してTTの停止するのを待って、再起動時の振幅が歪まなければ完成です。MD入力部のVRは外して直結、LF356からのVRの抵抗値を測って、固定抵抗に交換です(sin、cos振幅を揃える必要があるかは、当方はわかりません)。実際には、50kΩでは足らず、62kΩが必要でした。
これで、起動は1秒強で定速に達するようです(起動時にモーターがビビッ、と鳴きます)。
位相調整はオシロで見て、33、44rpmの速度を少し緩速どちらかに流れるようにしておいて(つまりCD4059AのClockとLM555のFGを比べてみながら)、位相調整VRを回していくと、すっと吸い込まれるようなポイントがあって、さらに回していくと、左右に振動するようになります。私は、ちょうど振動が始まるポイントから少し多い目のポジションに設定していますが、これが正しいのかどうか、わかりません。
以上でおしまいですが、長々とした文章のみではとってもわかりにくいと思いますが、あしからず。
ところで、DP-3000/5000のターンテーブル上面の例の突起(スタビラィザーAT666の邪魔になるやつ)ですが、私のは大阪の加工業者を見つけて削ってもらい、満足しています。まだ、型枠?があるようなら、そこそこの値段でできるかも知れないので、連絡していただければ紹介します。
2018年7月5日木曜日
バランス型電流伝送IVコンバーター その2
XLRバランスケーブル(自作)を物色中・・・
RCA/RCAケーブルは、ベルデン88760を愛用しており、5m伸ばしても
特に老化は感じません。
モガミの2534を見つけました。4芯シールドで、大阪日本橋にて10m購入して半分に切って、
L/Cメーターで、モガミ2534の5メーター分、2番(コールド)、3番(ホット)間の容量を
測定しましたら、580pF程度でしたので、バランス型電流伝送IVコンバーターの
出力(+)-(-)間の510pFは外しておきましょう。
次は、ケース加工です。
タカチOS49-20-23BXをマルツで注文しました。
電源(+/-12V)は、NiMH単三直列ハンダ仕上げと、以前つくったNo.221タイプ
カレントラインアンプ(素子を全部2SC960/2SA607に替えてある)からのお裾分けの
2種類で試してみるつもり。
RCA/RCAケーブルは、ベルデン88760を愛用しており、5m伸ばしても
特に老化は感じません。
モガミの2534を見つけました。4芯シールドで、大阪日本橋にて10m購入して半分に切って、
ノイトリックのオス/メスをハンダ付け。とても安くできました。安いの、好きです。
そうそう、アキュフェーズは3番ホットです、念のため。L/Cメーターで、モガミ2534の5メーター分、2番(コールド)、3番(ホット)間の容量を
測定しましたら、580pF程度でしたので、バランス型電流伝送IVコンバーターの
出力(+)-(-)間の510pFは外しておきましょう。
次は、ケース加工です。
タカチOS49-20-23BXをマルツで注文しました。
電源(+/-12V)は、NiMH単三直列ハンダ仕上げと、以前つくったNo.221タイプ
カレントラインアンプ(素子を全部2SC960/2SA607に替えてある)からのお裾分けの
2種類で試してみるつもり。
2018年6月28日木曜日
バランス型電流伝送IVコンバーター?
当方のシステムは、電流伝送のアナログ・デジタルの送り出しアンプが増えてきましたが、
受けのパワーアンプはすべて電圧伝送時代のモノです。
さらに、チャンネルデバイダは、金田式ファンからすると異端児、のアキュフェーズの
F-25を使ってます。
で、現在はNo.218の改良型マルチアンプ用IVC(+SAOC)をF-25の前に挿入していますが、
アキュフェーズはバランス入出力を備えているのですね。
せっかくですから、バランス出力をもった、電流伝送IVCに挑戦してみよう!
・・・といっても、どうやったらいいのかわからない。
過去のMJをパラパラめくって・・・、たどり着きました!
「音楽ファンのための自作オーディオ」
電流伝送方式 オーディオDCアンプ 「パワーアンプ&DC録音編」
199ページの、バッテリードライブ電流伝送A/Dコンバーター「図3」 BGA+SDC!
Trはそのままで、FETは、2SK117BL(IdSS; 8.2mA)のペア組みを使用、
電源電圧は、+/-12Vとして定数を若干いじり、PCM1804のVcom(+2.5V)を繋ぐポイントを
GNDに固定して、できあがり。
差動出力部の1kΩの両端電圧は3.5Vp-p(Gain 10dB?)を確保できました。
廉価オシロと、DDS発振器で見ますと、少なくとも100kHzまでは減衰せず、
きれいな差動正弦波が得られました。
ドリフト(差動と同相の2種類のDCバランス)に関しては、どちらも+/-10mV程度には押さえ込めており、MJ2017 10月号No.255の「ECMバランス電流伝送DC録音システム」で採用されている、
SAOC+オート回路はとりあえずなしでいきます。
今のところ、スピーカー近くのF-25の上にポン置きして音出ししていますが、好印象です。
少しノイズがありますのでケースに入れて、手元側に置きたい(電流伝送プリを複数台繋ぎたい)ので、出力コードのキャノンコネクタを数メートル伸ばしても高域が減衰しないか、検討して見ます。
なんだ、その程度のアイデアか、と云われれば、それまでですが。
受けのパワーアンプはすべて電圧伝送時代のモノです。
さらに、チャンネルデバイダは、金田式ファンからすると異端児、のアキュフェーズの
F-25を使ってます。
で、現在はNo.218の改良型マルチアンプ用IVC(+SAOC)をF-25の前に挿入していますが、
アキュフェーズはバランス入出力を備えているのですね。
せっかくですから、バランス出力をもった、電流伝送IVCに挑戦してみよう!
・・・といっても、どうやったらいいのかわからない。
過去のMJをパラパラめくって・・・、たどり着きました!
「音楽ファンのための自作オーディオ」
電流伝送方式 オーディオDCアンプ 「パワーアンプ&DC録音編」
199ページの、バッテリードライブ電流伝送A/Dコンバーター「図3」 BGA+SDC!
Trはそのままで、FETは、2SK117BL(IdSS; 8.2mA)のペア組みを使用、
電源電圧は、+/-12Vとして定数を若干いじり、PCM1804のVcom(+2.5V)を繋ぐポイントを
GNDに固定して、できあがり。
差動出力部の1kΩの両端電圧は3.5Vp-p(Gain 10dB?)を確保できました。
廉価オシロと、DDS発振器で見ますと、少なくとも100kHzまでは減衰せず、
きれいな差動正弦波が得られました。
ドリフト(差動と同相の2種類のDCバランス)に関しては、どちらも+/-10mV程度には押さえ込めており、MJ2017 10月号No.255の「ECMバランス電流伝送DC録音システム」で採用されている、
SAOC+オート回路はとりあえずなしでいきます。
今のところ、スピーカー近くのF-25の上にポン置きして音出ししていますが、好印象です。
少しノイズがありますのでケースに入れて、手元側に置きたい(電流伝送プリを複数台繋ぎたい)ので、出力コードのキャノンコネクタを数メートル伸ばしても高域が減衰しないか、検討して見ます。
なんだ、その程度のアイデアか、と云われれば、それまでですが。
2018年6月12日火曜日
デッカカートリッジのモノラル化
長い間、部品箱に寝ていたデッカのMark-V(使いこなせなかった・・・)を
モノラルカートリッジとして蘇らそうと、計画。
ネットで、このシリーズのモノラル接続があったので、まねしてリードの切れ端をハンダ付け。
オーディオクラフトのストレートアームパイプ(先端のカートチップがすぐに取れる!)
もハンダ付け。
ついでに、デッカのカートリッジのシェル取り付け金具(樹脂製)が、余りにちゃちい
(ガチャコロに入っている景品みたい;失礼!)ので、コの字アルミアングルをちょこっと加工。
アームにはこんな感じで取り付け。
両側からいもネジで締め付けて、完成、っと。
聴いてみる・・・。
シェルにがっちり固定した効果の程はわかんない(加工前を聴いてない)けど、
ブルーノート盤のゴリゴリ感が迫ってきて、いい感じ。
次は、電流伝送に挑戦、かな?
自己満足でした。
モノラルカートリッジとして蘇らそうと、計画。
ネットで、このシリーズのモノラル接続があったので、まねしてリードの切れ端をハンダ付け。
もハンダ付け。
ついでに、デッカのカートリッジのシェル取り付け金具(樹脂製)が、余りにちゃちい
(ガチャコロに入っている景品みたい;失礼!)ので、コの字アルミアングルをちょこっと加工。
アームにはこんな感じで取り付け。
両側からいもネジで締め付けて、完成、っと。
聴いてみる・・・。
シェルにがっちり固定した効果の程はわかんない(加工前を聴いてない)けど、
ブルーノート盤のゴリゴリ感が迫ってきて、いい感じ。
次は、電流伝送に挑戦、かな?
自己満足でした。
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