2018年6月28日木曜日

バランス型電流伝送IVコンバーター?

当方のシステムは、電流伝送のアナログ・デジタルの送り出しアンプが増えてきましたが、
受けのパワーアンプはすべて電圧伝送時代のモノです。


さらに、チャンネルデバイダは、金田式ファンからすると異端児、のアキュフェーズの
F-25を使ってます。


で、現在はNo.218の改良型マルチアンプ用IVC(+SAOC)をF-25の前に挿入していますが、
アキュフェーズはバランス入出力を備えているのですね。


せっかくですから、バランス出力をもった、電流伝送IVCに挑戦してみよう!
・・・といっても、どうやったらいいのかわからない。


過去のMJをパラパラめくって・・・、たどり着きました!
「音楽ファンのための自作オーディオ」
電流伝送方式 オーディオDCアンプ 「パワーアンプ&DC録音編」
199ページの、バッテリードライブ電流伝送A/Dコンバーター「図3」 BGA+SDC!




Trはそのままで、FETは、2SK117BL(IdSS; 8.2mA)のペア組みを使用、
電源電圧は、+/-12Vとして定数を若干いじり、PCM1804のVcom(+2.5V)を繋ぐポイントを
GNDに固定して、できあがり。
差動出力部の1kΩの両端電圧は3.5Vp-p(Gain 10dB?)を確保できました。
廉価オシロと、DDS発振器で見ますと、少なくとも100kHzまでは減衰せず、
きれいな差動正弦波が得られました。


ドリフト(差動と同相の2種類のDCバランス)に関しては、どちらも+/-10mV程度には押さえ込めており、MJ2017 10月号No.255の「ECMバランス電流伝送DC録音システム」で採用されている、
SAOC+オート回路はとりあえずなしでいきます。




今のところ、スピーカー近くのF-25の上にポン置きして音出ししていますが、好印象です。
少しノイズがありますのでケースに入れて、手元側に置きたい(電流伝送プリを複数台繋ぎたい)ので、出力コードのキャノンコネクタを数メートル伸ばしても高域が減衰しないか、検討して見ます。


なんだ、その程度のアイデアか、と云われれば、それまでですが。



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