2019年7月11日木曜日

DP-80制御システムのMD電源電圧を上げてみた

ちょうど、以前つくったD-5000制御システムのMDが、+/-70Vだったので、これを拝借してDP-80のMDを+/-70Vで動かしてみました。


使用しているコンデンサ類の耐圧は充分なので、変更場所は1カ所、MD初段下の定電流回路のパラレルレギュレータ、HZ12B1に流す2.4kΩを4.7kΩ(2W)に変更するだけです。
ここは熱くなりますが、触れない程でもない。


電源電圧が+/-47Vの時に比べて、Idが1-2割増しほどになっていたのを50mAにもどして、
スタートON! 


起動の挙動はそれほど変わんないみたい・・・


ただ、スタート直後のMDの出力波形が、+側のピークで少しつぶれ加減でいたのが、
きれいな正弦波に改善しています。


位相補正なしで、5-6秒待って、位相制御リレーON。FG check pointの方形波がClock check pointのパルスにすっと吸い込まれて、若干左右に振動します。VR回転角度1-3ぐらい。MD出力波形をオシロで確認しますと、80Hzの正弦波が上下に細かく振れています(目で追えるぐらいの緩やかな上下動)。位相VRをMaxにしますと、正弦波は激しく上下し、一瞬フラットになったり、正弦波自体が大きくぐにゃりとなったりします(たぶん過剰)。


これ以上電源電圧を上げるのは怖い(DP-5000の時、DP-3000の記事に真似て、当初+150V、-130Vではじめたら、石を飛ばしまくった)ので、+/-70Vでいきましょう。


RSコンポーネンツの一次115V、二次40VACx2(300VA)を買います。倍電圧整流で100VDCx2が得られるはずです。金額の点で、これ一択です。

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